ごあいさつ

男女平等の社会づくりを推進する中間支援組織“特定非営利活動法人リソース・エンパワメント・ネットワークレンRENは、2006年4月27日に東京都の認証を受けましたので、ごあいさつを申し上げます。

今、地方自治体では、地道に男女平等施策に取り組んだ結果として顕在化した新たな課題を解決するために、これまで以上に充実した事業展開が求められています。しかしながら、予算の縮小化や担当部署の統廃合、ポジティブ・アクションに対する批判を恐れての自主規制など、一部の自治体では後退化現象も起きています。地方自治体が単独で情報収集、調査研究、啓発・研修、女性関連施設の運営等のすべてを担うことには限界が見え始めており、各地で検討・予定されている女性関連施設に対する指定管理者制度の導入が、そのことを端的にあらわしているように思います。

このような状況の中で、私たちは2004年2月から情報交換、学習、交流などの活動を通して、女性関連施設の現状と問題点、改善策について検討を続けてきました。2005年に私たちが実施した「女性関連施設に関するアンケート調査」の結果によれば、市民は女性関連施設がおかれている状況に対して危機感を感じており、市民や専門家とのパートナーシップのもとに機能や役割の充実を図り、より効果的な事業運営を期待していることがうかがえます。

そこで、女性関連施設を愛し、利用し、常にその将来を考えてきた私たちは、男女平等の視点・経験・スキルを持った市民や専門家のネットワークをつくり、調査研究、情報発信、実践活動等の事業を行い、中間支援組織として女性関連施設の活動を支えることで市民の豊かな男女平等社会の形成に資する活動を行うため、特定非営利活動法人リソース・エンパワメント・ネットワークレンRENを設立しました。特定非営利活動法人という組織の形を選んだのは、私たち自身が活動の社会的責任を認識し、市民に向けて明らかにする必要があると判断したことによります。

どうぞ私たちの活動の趣旨をご理解いただき、ご支援くださいますようよろしくお願い申し上げます。

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